3つの対象に向けた解散総選挙に向けての活動方法とスケジュールの考え方のまとめ②
政治活動の3つの対象と、その各対象ごとへ具体的な活動内容について書いて行きたいと思います。
前回の記事にも書きましたが、政治活動は下記3つの対象から成り立っています。
- 後援会の中心となる、コアな支援者
- そのコアな支援者を中心とした、幅広な後援会会員(名簿)
- 一般有権者(後援会名簿にない)
そして、それぞれの対象に対して行っていく活動は異なって来ます。
①後援会の中心となる、コアな支援者向けての活動
これは「会議を運営」する事になります。
何かの政策的な大きな判断(かつては郵政民営化など)や、不祥事による出処進退の相談など後援会活動では後援会役員会や後援会幹部会など呼称は様々ですが「会議を運営する事」が必要であり、多くの政治活動の起点はその「会議」になります。
ですので政治活動をコアな支援者に向けて行っていく場合は、「会議を運営」出来る体制をつくっていく事が、政治活動として行っていく中心になります。
以下に後援会の3分類を記載しておきます。
- 会長けん引型(会長が引っ張ていく後援会)
- 会長お神輿型(会長を役員が支えていく後援会)
- 議員けん引型(議員自らけん引・発信していく後援会)
大雑把にこの3つに分類されると考えます。
②そのコアな支援者を中心とした、幅広な後援会会員(名簿)の活動
これが一般的な後援会活動です。
- 会報誌の後援会名簿への発送
- 選挙区などでの報告会、ミニ集会
- 訪問活動
大まかにこの3つの活動に分類されます。
訪問活動についてはさらに対象が分類できると思いますが、ここでは割愛します。
③一般有権者(後援会名簿にない)に向けての活動
これは街頭活動やSNS等での発信になります。
だいたいこれら5つぐらいの分類になると思いますが、一番手ごたえを感じにくい活動になるでしょうか。
これら3つの活動は、③→②→①の順番で活動が進んでいく事が多いと思います。(①と②は相互的です。)
- 後援会の中心となる、コアな支援者への活動
- そのコアな支援者を中心とした、幅広な後援会会員(名簿)への活動
- 一般有権者(後援会名簿にない)への活動
③の活動(認知してもらう事)→②の活動(共感、支持を受ける事)→③支援してもらう事
※支持(個人として応援してくれている)
※支援(人に広げてくれる)
認知→理解→共感→支持→支援
この5段階の中で、各領域に向けて政治活動を行う事が大切だろうと思っています。