FureaiSenkyo’s blog(こちら選対本部)

再現性のある政治活動を目指しています。

選挙協力の行方は?

選挙協力について、この週末非常に話題となっています。
これまで長年タッグを組んで来て、一部地域では2連ポスターの作成なども行われるほど2人3脚ともいえる連立パートナーです。あの2009年の政権交代でも揺らぎませんでした。

その後、政権交代をした当時の民主党政権の離合集散を目の当たりにした関係者にとっては、やはり様々な意見はあっても共に戦って来た友人といっても過言はないのではないでしょうか。

一方で、実際の選挙協力の現場では様々な話し合い・交渉が行われます。
かの党の地方議員は私自身が関係した皆さん、やはり地域の支持者を大切にしつつ議員としての大らかさも持ち合わせて話が出来る皆さんでした。

しかしながら、組織の責任者から檄が飛ぶと、その雰囲気も一変します。

選挙協力は、党本部どうしでまず決定され、県連・県本部どうしで協議確認されます。選挙での協力ですから当然数字(〇〇〇〇票)でのすり合わせがなされて行きます。
この数字に対してどうコミットするか?不足してないか?信頼に足りているか?
など状況に応じて選挙前・期間中と突如として、厳しい交渉の場面が訪れたりするのです。

今回の選挙区調整を見ていると、早い時期から埼玉14区・愛知16区については内部的な調整がとられているように見えました。(関係者すべての了承ではなく、責任者による方向性)
それは、自民党に現職支部長がいないという事もあったでしょうし、その一つの選挙区協での協力と、その他全選挙区での選挙協力という構図が当然に考えられていたからという事が考えられます。

今回の東京都連の調整過程でのゴタゴタはどう受け止めると良いのか、非常に興味深いです。

一つは、事前の2つの選挙区で見られるように(あくまで個人の感想です)、ある種のプロレスとしてみるのか?
もう一つは、すでに決裂含みの交渉にうつりつつあるのか?

というのが多くの関係者の関心ではないでしょうか。

加えて、この選挙区なら、かの党の候補者を立ててください。と提示された選挙区をみるにつけ、今後残る20選挙区残る選挙区支部長のうち微妙な交渉が必要な地域について影響してしまいそうな気がしなくもありません。

いずれにしても今後のスケジュールを考えていくと
- 5月30日に再会談

  • 6月初旬 骨太の方針
  • 6月中旬 国会会期末に向かう
  • 8月頃  人事予定か?
  • 10月下旬 臨時国会開会?

などの予定を考えて行くと来月の今頃は解散していていもおかしくはないのかな?
と思ってしまいます。

会期冒頭の解散は、その後の国会スケジュール(予算委員会)などを考えると大臣の準備時間などもあり、実感としてあまり無い様に感じています。

- 解散風が吹き荒れる(来週以降~6月初)

  • 選挙区調整が党内外も合わせて進む(会期末~解散後)
  • 総選挙実施(7月)
  • 人事の実施(8月)
  • 秋の臨時国会を迎える(10月)

支持率が上がるイベントが先々に無いように見える事や、経済状況・コロナの今後・来春の都知事選挙なども考えると後回しにするメリットが感じられないのではないでしょうか?

こうしてブログを書いている間にも様々な記事が配信されているようです。
先行した2つの選挙区については、当初からこうなるだろう見立てが強かったですし、ある種の予定調和で事態が進んでいる様に見えました。

いずれにしてもこの東京都の選挙区調整問題は、2党の話だけではなく、今後維新の東京進出なども含めて動いていくのではないでしょうか。

大阪兵庫で6落とすとして、比例も含めて挽回を図らないと党勢が維持できないので自・公・維の綱引きが選挙結果にも大きく影響して行く事になるかもしれません。